2019年4月29日月曜日

Vintage Shoes Fair


2日前のゴールデンウィーク前日の出来事。

18時頃だった気がするが、突如と7パッキン程のダンボールが到着。恐る恐る開けて見るとジャンジャンと靴が出てきた。


そこには誰もが知る王道のブランドから、今は無き伝説のブランドまで多数のお宝がわんさか出てくる。ダンボール箱を開けていく度に高揚感が増していき、テンションが妙に上がって行くのだった。


どうやら弊社デザイナーの乗秀とヴィンテージシューズコレクターの方がコンタクトを取り、ゴールデンウィークに向け、粋な計らいをしてくれた。その名も

「ヴィンテージ シューズ フェア」。

届いた数ざっと70足程。30’s~80’s辺りを中心にミントコンディションのデットストックが集結。系統などは様々だがその圧倒的な数に度肝を抜かれる事は間違いない。

ドレス系からワーク系、ミリタリー、スニーカー、そしてウエスタンブーツやローパーまで。

一つのスタイルに凝り固まらずに様々な種類が揃った。





中にはシューツリーが付く特別なものもある。そして箱も健在しているものもちらほら。数があまりにもあるので、ざっくりとお品を紹介。


(デットストック 30's~50's)

Price:¥58,000+TAX

角ばったスペードソールのデット物。恐らく割と古い物だと予測。



エレガントなステッチを打った刺繍が特徴的。ポインテッドトゥのつま先と内羽根式で細身なシューレースがとってもカッコ良く。


細やかなステッチとスマートな見た目。そして曲線も美しい一足。


(Florsheim The Royal Imperial デットストック)

Price:\150,000+TAX

80’sあたりのヴィンテージのフローシャイムのシリーズの中でも最高級グレードと言われている
「ロイヤル インペリアル」。なかなかデットストックだと入手困難な一足かもしれません。
というかこの色味の物がなかなか出てこないとの事。



アメリカ靴マニアの方にも納得の一足。状態は言うまでもなくミッドコンディション。


(Military Shoes)

Price:¥38,000+TAX

ざっくりですがミリタリー物ですかね。こちらはUSED。このキャンバスの感じから察するに古い物なのだとは思いますが、年代は不明。ただ察するに40’s~50’s辺りでしょうか。わかる方教えて下さい。

けど、この雰囲気とってもいい感じですね。



底はなんとフェルト。


中にはコントラクトナンバーかなんかが書いてありますが、ちょっと読みづらいです。個人的にはけっこうこの雰囲気かっこいいのでお勧めな一足。


(THE STETSON デットストック)

Price:¥68,000+TAX

これは大物が出てきました、今は無きしてレアな逸品、ステットソン。ヴィンテージシューズマニアにはたまらない一足かもしれません。なんせ玉数は少なく1973年には工場を閉鎖してしまい、絶滅してしまったブランドの一つ。

このモデルもかなり珍しいエキゾチックレザーとのコンビ。けっこう変態的なブランドらしく、アメリカ靴がラウンドトゥに向かった時代にも、ポインテッドトゥを頑なに作っていたらしいのです。


ヒールカップも美しく、ウエスタンな雰囲気を纏い。


作りも確かな1点物です。


(Russell Moccasin デットストック)

¥98,000+TAX

そしてこれもなかなかレア。なんと40’sのラッセルモカシン。デットで出てきました。

個人的にはサイズがあれば欲しかったなーと思い断念。こちらはバードシュータータイプ(40Sなので定かではないが)でラッセルモカシンの代表的な11ホール。モックトゥのデザインでシルエットも綺麗です。

そしてその革質も40’Sならではの強靭な厚めな革を仕様。



 劣化もなく、70年以上経った今でもいい感じの状態。ワークシューズ好きな方には最高の一足です。

とは言え、こんな物じゃ済まされない位沢山あるので、店頭に見にいらして下さい。















ちなみヴィンテージフェアは1ヶ月限定です。一点物なのでお早めに見にいらして下さい。


嵐田


HAVERSACK

渋谷区代官山町14−5

定休日:木曜日
(祝日の場合は営業)

TEL:03-3477-0521





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2019年4月22日月曜日

CAMO JACQUARD


本日無事終了しました、「POKIT」と「FANNI LEMMERMAYER」のオーダー会。今回の貴重な機会にオーダーして頂いた皆様、本当にありがとうございました。
仕上がりがとても楽しみですね、期待に胸を膨らませて10月上がりまでお待ち下さい。

実は店舗でもオーダーしている分があるので、今回のオーダーに駆けつける事が出来なかった人達は是非そちらもお楽しみにしていて下さい。かっこいいの届きますので。

さて、初夏の気候みたいに暑くなってきましたね。ていうか突然すぎて困惑しておりますが、皆様は調子いかがでしょうか。


暑い気候になったら必然と清涼感のある爽やかな見た目を目指してコーディネートを組みますね
とは言え別に爽やかさを売りにしたくはないとよ、と言う偏屈な精神を持った皆様に向け、「ちょい爽やか」にをテーマに(したわけではないが)カモジャガードのホワイトパンツを本日は紹介していきたいと思います。


(WHITE)

Price:¥18,000+TAX
Size:M,L
Qua:Cotton 100%


一見遠目じゃわからないけど近づくと同系色の「カモ柄」のパンツ。

いかにもミリタリーのパンツを履いてる的な感じもなく、爽やかさと男臭さが交じりいい感じに仕上がっています。まさに僕が言いたい「ちょい爽やか」感。でもそれは何もカモ柄だけの効果でもなく
シルエットにも一理あります。


ワタリと腰周りに余裕を持たせ窮屈感を無くし、裾に連れ急激に細くなるテーパード型。
確かこれはお馴染みの、、、、と思うかもしれませんが、やや従来型よりも太めな感じに仕上がっていてなかなか玄人感があります。


後ろ部分にはナットボタンとセットになったアジャスターをポイントに作り込み。横のエラスティック仕様は伸びも良く履き心地も快適。


タックが入りセンタープリーツへと伸びて行く。独特な深いタックもポイントです。


爽やかさの極みとも言える全身白コーデを実践。けどそれを売りとしない土臭さも残しつつ。


あ、あと買い逃した方に吉報です。

完売していたタイプライターの深いタックのパンツも再入荷しました。



以外にもこう言う黒のパンツも無いらしく、問い合わせ殺到でした。

今回も在庫あるうちにどうぞ。




嵐田


HAVERSACK

渋谷区代官山町14−5

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2019年4月17日水曜日

POKIT&FANNILEMMErMAYER



本日から開催されました、ポップアップイベント。

そして好きな人にはこの上ないチャンス、「POKIT」と「FANNI LEMMErMAYER」のカスタムオーダーイベントとなります。(POKITは既製品オーダー)

私個人的にもめちゃくちゃテンションが上がっているこの2ブランドの合同展。

かつての出会いは20代前半。その伝統的で革新的なデザインとクオリティーの高さに度肝を抜かれ購入を熟慮したものの結局手中にできず、悔しい思いをしました。

早い事それから10年.。ニットのレマメイヤーは手に入れたもののバックはいまだ未入手、個人的にもいよいよチャンスが巡ってきた次第なのです。

その気持ちを皆様と共有できればと思い綴らせていただきます。






まずはファンニレマメイヤーから。オーストリアのウィーン生まれのニットブランドです。
1877年創業の正真正銘の老舗ブランド。

南アメリカ、アンデス高地に生息する極上のアルパカの毛を100%使用したとても贅沢なニットを作り続けています。

ニットの編み地はパール編みと言う特殊な編み方で、縦と横どちらの方向にも伸縮性があり、それはそれはとても着心地が良く、ストレスフリー。

またこの美しい発色のアルパカの毛はこのブランドの特徴とも言われ世界的にも有名な「マルチストライプ」はブランドのシグネチャーとも言われています。



その代表的なストライプ。この発色のアルパカの毛はこのブランドでしか生み出されないスペシャルな色合いで、カラーチャートが洋服に転写されたかの様な感じです。

またここまでのクレイジーな色のパターンを叶えてくれるのもこのブランドの強みなのです。


その中でも今回珍しいサンプルも送って頂きました。こちらのオルテガ柄。このモデルをレマメイヤーで手に入れるのはオーダーならではの醍醐味と言えます。


ソリッド(無地)もサンプルに。このタイプ、ポケットが付くんですね。とても便利です。レマメイヤーと言えば「派手」というイメージから脱却し、シンプルイズベストな選択もありです。


こちらも珍しいベストタイプ。こう言うありそうでないものも心揺さぶられます。


そして小物などのマフラー類。マルチカラーの特徴を活かしたストライプを使ったマフラーも首元に華やかさが増し、冬の主役を担ってくれそうです。


圧巻の色サンプルを用意しております。一緒に沢山悩んで話し合いましょう、もしかしたら世界で唯一無二のニットが出来上がるかもしれません。


さて、お次は「POKIT」(ポキット)。


1999年バイオード&クレア・オデュオールによりロンドンにて設立された高いデザインと品質を備えたラグジュアリーブランドです。


アメリカのバックミンスター・フラーの「ジオデシックッドームの理論」(三角、五画、六画形の組み合わせで構成された最小限の素材で最大の空間を作り出す理論。ノースフェースの75年に発表されたテントなどにも起用された)に影響を受けたショルダーバックです。


そんなセオリーに基づいて作られた代表作がこちら。丸っこくて見た目の割に容量も入るバックです。ポキットと言えばこのモデルを最初に思う人も多いと思います。サイズはS、M、Lの3種類。


強力な防水性をもつラバーボンディングを使用したキャンバス地。その強度の高さも触った時に感じます。また髄所には英国製のブライドルレザーかサドルレザーしか使わないという徹底ぶり。


持った時に人体にフィットしするように傾斜したデザインになっており、まさに機能性も兼ね備えています。


そして意外に珍しいバックパックタイプも来ました。


実はこれ個人的にはけっこうツボでして、お勧めです。このフォルムと容量がかなり気に入っています。
またポキットから意外性の高い「リュック」なんてのも珍しいですよね。

マチもある程度確保しており1泊、2泊くらいの旅行にも便利。使い込んで生地にアジが出てきた時にまた愛着も湧きそうですよね。



キャンバス以外にも来たのが「コーデュラナイロン」を使用した「Utility Capsule」と言うモデル。
ナイロン素材なのでとても軽量でかなり強度の高い生地。形状は定番のクラシックタイプと同じく
丸みがあります。サイズはM,Lでご用意。


アウトドア、レジャーシーズン、年中無休な万能性があります。どちらかと言うとアクティブな生活スタイルを持っている方にお勧めしたいモデルでしょうか。



美しい曲線を描きアートに因んだクラシックとフューチャーが融合したようなデザインのポキット。


揺るぎない独自性を貫いたアルチザンなニットブランド、レマメイヤー。


最強の融合ここにあり。



この機会に人生にそう多くない、自分だけのオーダー作ってみませんか。

期間は来週月曜日(4月22日)まで。週末お待ちしています。



嵐田


HAVERSACK

渋谷区代官山町14−5

定休日:木曜日
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TEL:03-3477-0521





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