2019年9月19日木曜日

FANNI LEMMERMAYER


今季の春に受注会を行った「FANNI LEMMERMAYER」(ファンニ レマメイヤー)
から個人オーダー分とお店の入荷分が入荷してきましたのでご紹介。

楽しみにしていた方も多いかと思います。


レマメイヤーに関しては服好きな皆様には説明不要と存じますが、一応おさらい。

生まれはオーストリアウィーン。同国王室にも献上しているニットウエアレーベルです。

Links and Linksと言われる特殊なパール編みで、横に編組織が連なっている編地で
1段ごとに表目と裏目が交互に編まれる編地。それでもって夏以外の
3シーズンに適応できる素材なのです。

という事でその使い用途の広さもそうなのですが、何よりもレマメイヤーにしか出せない
その「色」の世界観に魅了される方も多いはず。そう、このメーカーでないと出せない染色なのです。

1着8万~12万くらいのニットですが、その対価の先にある「一生物」
と呼ぶに相応しい名品は世代を超えて服好きの心を掴み、たとえ虫に食われようと
着続ける事で「服の進化」すなわち「味」を楽しんで頂けます。

実際にこのニットメーカー、実際オーストリア人が着てるのか?と疑問に
思う謎なブランドでもあるのですが、そんな奇妙さがまた魅了される一因でもあります。

ではお店に入荷してきた2タイプをまず紹介していきます。


Price:¥108、000+TAX
Size:4,5(M,L相当)
Qua:Alpaca 100%

まず1つ目。

レマメイヤーでは珍しいダイア柄のインターシャ。縦縞が特徴の物が多い中で
ネイティブタッチな模様が特徴。


(BLACK×GRAY)

Price:82,000+TAX
Size:4,5(M,L相当)
Qua:Alpaca 100&%

2つ目。レマメイヤーではベーシックな、それこそ縦縞の
モノトーン柄。とは言えこのチョイスもなかなか希少でして、レマメイヤーと言えば
「ザ・12色グラデーション」が代表作。



こちら。今回のオーダーが割りと「シック」に徹したかとご理解頂けたかと思います。


まずはフロント。アメリカン先住民的なダイア柄。特にこの文化に対して造詣が深い訳でもないので元来何を示す物かはちょっと説明できないのですが、オーストリア=エレガントを勝手にイメージしている自分なのでモチーフとしてはヨーロッパから見るアメリカ的な感じ。


対して昨今から続く「モノトーン」に追随してオーダーした「黒×グレー×白」
まるでピカソの名画「ゲルニカ」の様な配色。


後身はグレー1色のダイア柄。


後姿も抜かりなくストライプ柄。


釦にはシェルを使用。



オーダー時には配色も選択できるリブ部分。今回は統一感を
出すために同色をチョイス。


こちらもスモーキーなグレーで統一感をプラス。


レマメイヤーは正直コーディネートも一筋縄では行きませんが、その挑戦心を持って挑むのがこのニットの醍醐味。

既に持っている人、または挑戦がしたこと無い人も今回の2品は刺激的かと
思います。

では、続いてお客様のパーソナルオーダー2品もご紹介します。


(H氏 オーダー品)

ネイビーを基本色とし隙間に入る爽やかな白とグレーが氏ならではの定番カーディガンタイプ。

今まで買って頂いたアイテムとも相性が抜群に良さそうな配色で、落ち着きのある
洗練された逸品です。


つづいて。


(Y氏オーダー品)

ファッションインテリジェンスの高いY氏のオーダーはあえてのベスト。
そしてそれこそレマメイヤーらしい配色のマルチカラー。

様々な服を所持し、着て来た事のある氏ならではのオーダー品です。


マルチカラーの持つ力強さと名品の威力。


そんな素敵なオーダーをして下さった玄人の2名。どんな着こなしを披露して頂けるかとても楽しみです。


またレマメイヤーのオーダー会できたらいいですね。

今回オーダーできなかった方も是非お店に入荷してきた2種類を見にいらして
下さい。

あーだこーだ言いながら一緒にレマメイヤーのスタイルング語りましょう。



嵐田


HAVERSACK

渋谷区代官山町14−5

定休日:木曜日
(祝日の場合は営業)

TEL:03-3477-0521





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